こんにちは、Supporters’ Supporterの安次富です。
FM那覇の番組「Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ」の第20回放送が2026年2月18日に配信されました。
こども支援において、遊びは“余白”なのか、それとも“本質”なのか。この問いを、現場実践を交えながら深めた回となりました。
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「遊びを目的化しない」ことの大切さ
支援の現場で大人が遊びのテーマや準備をガチガチに固めてしまうと、こどもたちにとっては「面白くないもの」になってしまうことがあります。
福里さんの現場での経験では、こどもたちのために良かれと思って用意した遊びのテーマよりも、こどもたちが自分たちでルールを作ったり、主導権を握ったりするプロセスにこそ、本当の盛り上がりや「生きている証」のような面白さが宿るといいます。支援者に求められるのは、遊びをコントロールすることではなく、こどもたちが主体的に動けるための「三間(時間・空間・仲間)」を準備し、その土台を支えることなのです。
遊びは支援か、それとも業務外か
現場では、家庭状況の把握や個別支援など優先すべき業務が多くあります。その中で遊びは「成果が見えにくいもの」として後回しになりがちです。
確かに、遊びは数値化が難しく、報告書にも書きづらい。しかし、「Aくんが安心して笑っていた」その瞬間は、支援ではないのでしょうか。
遊びの中で安心感が育ち、関係性が築かれ、初めて次の支援へとつながります。番組では、こどもが支援を受け取れる状態を“レディ(Ready)”と表現しました。
- 支援を受けたいと思える状態
- 誰かと関わってみようと思える状態
- 次の一歩を自分で選べる状態
この“レディ”をつくる土壌こそが、遊びなのです。
遊びは前段階ではなく、それ自体が支援の一部であるという認識が重要になります。
体験保障としての遊び
近年、「体験保障」という言葉が広がっています。経済的・家庭的な事情によって遊びや体験の機会が制限されるこどもがいる中で、遊びの機会を守ることはこどもの権利保障でもあります。
しかし、遊びには明確な定義がありません。川遊びも、野球も、eスポーツも、こどもが「楽しい」と感じれば遊びです。
定義できないものを、どう制度として守るのか。主体性を奪わずに、どう支えるのか。
重要なのは、「これは支援ではない」と線を引くことではなく、遊びの中で何が育っているのかを見ることです。
- 主体性
- 安心感
- 関係性
- 挑戦する力
それらが育まれているなら、遊びは十分に支援としての意味を持っています。
おわりに
今回の放送では、遊びを「定義」に当てはめて制限するのではなく、こどもが主体的に選択できる範囲をどう広げていくか、という難しいけれど重要な課題についても語り合いました。
遊びは多様であり、こどもがどう感じているかによって定義されるものです。私たち支援者は、制度や業務の枠組みの中でもがくこともありますが、まずはこどもたちが「遊び」を通じて自分自身を取り戻せる環境を、共に作っていければと思います。
次回の放送では、さらに踏み込んで「遊びの工夫」というテクニカルな側面についても勉強していく予定です。
◾ 動画のご案内
🎙【タイトル】
Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ(2026年2月18日)
📌今回の放送は、遊びを単なるレクリエーションとしてではなく、こどもの主体性を育み、支援の土台を作る不可欠な要素として捉え直す回でした。
Supporters’ Supporterでは、こども支援団体向けのコンサルティング、スーパーバイズ、研修のご相談も随時承っています。
ご関心のある方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。こども支援オンライン学習プラットフォームSupporters‘ Web Academyは、こども支援者に無料で提供しています。
この取組は、多くの方のご寄付によって支えられています。学びたい支援者が安心して学び続けられる環境づくりに、ぜひご協力ください。
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