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沖縄県では「寄り添い支援事業」を通して、しんどさを抱えやすい子どもや家庭に、早い段階からつながり続ける支援を届けようとしています。私たちSupporters’ Supporterでは宮古島での実践と合わせて、沖縄市と北谷町でも、地域団体と連携しながら同様の取り組みを進めています。
そのパートナーが「みんなのももやま子ども食堂」さんです。温かいごはんと居場所を通して、地域の子どもたちと日常的に関わり続けている団体であり、「困りごとを抱えてから」ではなく、「普段から顔が見える関係」をとても大切にしているのが特徴です。今回の寄り添い支援事業でも、その強みが大きく生かされています。
学校・行政・支援団体が一堂に会した中間検証会議
先日、沖縄市・北谷町エリアでの取組を振り返る中間検証会議を開催しました。
当日は、両市町のこども部局の職員さん、スクールソーシャルワーカー(SSW)、中学校の先生方、そして「ももやま子ども食堂」をはじめとした支援団体のメンバーが集まり、これまでの実践を共有しました。
このエリアの大きな特徴は、学校の中に支援者が入っていくアプローチを取っていることです。
沖縄市では小学校の中に入って、北谷町では中学校の中に入って、「しんどくなりそうな子ども」を事前にキャッチし、早い段階から関係づくりを進めています。
そして、小・中学校在学中だけで終わらず、中学卒業後やその後のタイミングでしんどさが強まったときにも、つながり続けられることを目指しています。
家庭へのアウトリーチと「学校に来る支援者」への高い評価
会議の中では、行政職員や先生方から、次のような声が多く聞かれました。
- 「家庭に直接アウトリーチしてくれるのが心強い」
- 「学校の中に支援団体のスタッフがいて、一緒に子どもを見てくれるのがありがたい」
- 「これまでになかった、新しいタイプの連携の形だと感じている」
特に、学校に支援団体が出向き、校内で困難な状況にある子どもたちと丁寧に関係づくりをしていることについては、非常に高い評価をいただきました。
これまでの仕組みでは拾いきれなかった子どもたちに、日常の延長線上で支援の手が届いている点が、「革新的なアプローチ」として受け止められています。
「ぜひ沖縄市の中学校や、他のエリアにも展開してほしい」という前向きなご意見も多く挙がり、現場ニーズの高さをあらためて実感する場となりました。
見えてきた課題:家庭連携と情報共有のしくみ
一方で、課題もはっきりしてきました。
それは、家庭との連携が難しいケースへの対応です。
支援者が学校や子どもとつながることができても、家庭側の事情や不安、これまでの行政との関わり方などから、スムーズに連携が進まないことがあります。その際に、
- どのタイミングで、
- 誰が中心となって、
- どのような形で登録や情報共有を進めていくのか
といった「ケースとしての扱い方」が、まだ十分に整理されていないという指摘がありました。
会議の中では、要保護児童対策地域協議会(要対協)の仕組みを上手に活用していくことや、県・市町村の子ども家庭部局のサポートのもとで、支援団体・学校・行政が三者で連携できる枠組みを整えていく必要性が共有されました。
ニーズは高い。でも、リソースと「ベストな形」はまだ模索中
今回の中間検証会議を通して、学校側・市町村側のニーズが非常に高いことがはっきりしました。
しかし同時に、人的リソースや時間的制約も大きく、「今の体制でできるベストな形は何なのか」は、まだ手探りの状態でもあります。
だからこそ、今年度の後半は、
- 学校に入る頻度やかかわり方
- 家庭へのアウトリーチの方法
- 学校・行政との情報共有の手順
などを、現場のみなさんと一緒に試行錯誤しながら、具体的な運用モデルをつくっていくチャレンジの期間にしたいと考えています。
おわりに
「ももやま子ども食堂」をはじめとする地域の皆さん、学校・行政の皆さんと共に、子どもたちに寄り添う新しい支援の形をつくっていくことは、簡単ではありません。それでも、一つひとつの出会いや学びを積み重ねることで、少しずつ「地域ぐるみで子どもを支える仕組み」が見えてきていると感じます。
引き続き、沖縄市・北谷町での実践を磨きながら、他のエリアにも広げていけるよう、今年度後半もしっかりチャレンジしていきたいと思います。
今後とも、あたたかく見守っていただければうれしいです。
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