不登校・引きこもり支援で大切なこととは?──子どもの“しんどさ”に寄り添う対応の考え方【ラジオ出演報告】

不登校や引きこもりのこどものしんどさに寄り添う支援をテーマにしたラジオ出演報告のアイキャッチイラスト

こんにちは、Supporters’ Supporterの安次富です。

FM那覇の番組「Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ」の第18回放送が2026年1月21日に配信されました。

今回の放送では、ベーシックコースのレッスン2「多様な困難を抱える子供の理解」をテーマに、こどもたちを取り巻く多様な困難について現場視点でのディスカッションを行いました。知識を整理するだけでなく、「困難そのもの」ではなく「本人のしんどさ」に目を向けることの重要性を、ももやまこども食堂の実践を交えながら掘り下げています。

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目次

「現象」ではなく「本人のしんどさ」を見る

支援の現場では、不登校や引きこもりといった「現象」に目が向きがちです。しかし、大切なのはその表面的な現象そのものではなく、それによって本人がどれだけ「しんどさ」を抱えているかという視点です。

「学校に行かなければいけないのは分かっているけれど、できない」という葛藤が本人を苦しめている場合があります。ただ学校に行くことを正解とするのではなく、「今、この子は何に困っていて、どうしんどいのか」を理解することが、状況をより良くしていくための重要な第一歩となります。


ラベリングを越えて「個人の気持ち」から出発する

支援者は知識として「不登校のパターン」などを知っておくことで、先回りした対応が可能になるというメリットがあります。しかし、最初から「不登校の子だから」というレッテル(ラベリング)で判断してしまうと、その子自身を見失うリスクもあります。

まずは「不登校というレッテルを貼られた子」としてではなく、一人の「その子」の気持ちを聞くこと。その子の背景や感情を出発点にしつつ、プロとしての知識を補足的に活用していくという「順番」が重要であるという気づきがありました。


居場所が持つ「多様な評価軸」の役割

学校という場所では、どうしても学力などの特定の物差しで評価されがちです。一方で、こども食堂などの「居場所」には、勉強以外にも多くの評価軸が存在します。

「ゲームが上手い」「漫画を読むのが早い」「鬼ごっこの鬼が上手い」といった、学校の物差しでは測りきれない一面を認め、承認していく。居場所がそのような役割を果たすことで、社会の中での生きづらさが緩和されていく可能性があります。居場所での肯定的な見え方を学校へ伝えていくことも、支援の面白い側面です。


おわりに

今回のディスカッションでは、こどもの「最善の利益」を考えたとき、居場所で楽しく過ごしてもらうだけでなく、彼らが人生の大部分を過ごす「学校」や「社会」での生きづらさをどう解消していくかという広い視点も重要であると再確認しました。

こどもが何を思い、何にしんどさを感じ、どうなっていきたいのか。その問いに向き合い続けることが、多様な困難を抱えるこどもたちへの支援の本質に繋がっていくはずです。


◾ 動画のご案内

🎙【タイトル】

Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ(2026年1月21日)

📌今回の放送は、不登校や引きこもりなどの個別の事象を「課題」として捉えるのではなく、本人の内面的な苦しみに寄り添い、居場所と社会の架け橋となる支援の視点について語り合った回でした。


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