こども支援の現場から学ぶ—「Supporters’ Web Academy」レッスン1の学びと気づき【ラジオ出演報告】

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こんにちは、Supporters’ Supporterの安次富です。
この度、FM那覇の番組「トークランチョンビート」内のコーナーとしてスタートした「Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ」が、2025年5月7日より、晴れて独立した一つの番組になりました。
毎週水曜10:30と日曜16:30に配信されるこの番組は、こども支援に特化したeラーニングの内容をベースに、パーソナリティの安次富と、アシスタントの福里さんが自由に語り合うトーク番組です。沖縄を拠点に、現場でこどもたちと向き合う二人が、支援のリアルと学びを届けます。

目次

◾ 放送の概要と目的

「支える人も笑顔の社会を」をミッションに掲げる一般社団法人Supporters’ Supporterが運営する、こども支援に特化したeラーニングコンテンツ「Supporters’ Web Academy」の内容を元に、こどもの福祉や教育など、こども支援について一緒に学んでいくことを目的とした番組です。放送では、Supporters’ Web Academyのレッスン内容を前半で視聴し、後半でその内容に関するディスカッションを行いました。

福里さんと安次富

◾ 福里さんがこども支援を志したきっかけ

福里さんは中学時代に出会った先生の存在に感銘を受け、「将来はこどもに関わる仕事をしたい」と思うようになったそうです。
高校でも尊敬できる先生に出会い、福祉という新たな選択肢を知り、沖縄大学に進学。学びを経て現在は「ももやまこども食堂」で活動しています。
「支援の知識は、現場で子供と関わるときに後から効いてくる」と語るその姿勢には、経験と学びをつなぐ大切さがにじみ出ていました。

◾レッスン1:「こども支援の概要と基礎知識」

記念すべき第1回目の放送では、Supporters’ Web Academyのレッスン1「こども支援の概要と基礎知識」を取り上げました。このレッスンでは、こども支援の概要とその重要性を理解し、こどもたちに必要な支援に対する理解を深めることを目指しています。
要点は以下の通りです。

  • 日本では貧困、不登校、虐待、ヤングケアラー、引きこもりなど深刻な課題があり、特に沖縄では貧困率が約3人に1人。
  • 課題は複雑かつ重層的で、複数の困難が絡み合うケースが多い。
  • こどもが安心して生活・成長できる環境を整えることが支援の目的。
  • 食事支援(こども食堂、弁当配布、宅食など)、生活支援(居場所や体験活動)、学習・教育支援(放課後学習、不登校支援)、就労・キャリア支援(進路相談、職場見学)など多様な形態がある。
  • さらに、ソーシャルワーク、心理的支援、医療的支援、経済的支援なども含まれる。
  • 支援は自治体や民間団体が連携し、地域ごとの実情に合わせて行う必要がある。
  • こども食堂は全国9000箇所以上あり、交流や世代間つながりの場にもなっている。
  • こどもの居場所は学び・遊び・相談の機会を提供し、特に家庭や学校に居場所を感じられない子供にとって重要。
  • 最近では、プッシュ型支援やユースセンターといった新しいアプローチも広がっている。
  • 支援者はこどもを権利を持つ主体として尊重し、関連法令や虐待防止の知識も欠かせない。

このレッスンは、支援の全体像をつかむための“地図”のような役割を果たしており、現場で活動する人にとっても、これから関わりたいと考える人にとっても有益な内容です。

◾レッスン視聴後の振り返りと対話

レッスン動画の視聴後、内容について具体的な対話を交わしました。
アシスタントの福里さんは、こども支援に携わる上で、このレッスン動画のように「事前に知っておく」ことの価値を強調し、この学びが、こどもへの理解を深める一歩となり、支援活動において非常に有効であると実感しているとのことです。
また、福里さんは、こどもを取り巻く課題が多様で重層的であることを改めて認識し、単にこども食堂や居場所の機能だけでなく、こどもの権利を尊重した支援のあり方が大切であると再確認できたと語りました。現場では目の前の課題に追われ、その瞬間に深く考えることが難しい場合もあるものの、レッスンで得た知識が「後から『これってこういうことだったんだ』と再解釈する」助けとなり、実践の中で知識が有効に機能していると感じているそうです。
沖縄県特有の課題についても触れられ、動画内で示された貧困率の高さ、地域的な違い、公共交通の利用しづらさといった物理的なハードルが、沖縄における支援の難しさにつながっていることを指摘しました。福里さんも、不登校の背景には貧困だけでなく、様々な複合的な要素が絡み合っていることを再認識できたと述べ、課題の深掘りの重要性を共有しました。

◾ 今後の展望

「Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ」では、今後もレッスン動画から学んだ知識をそのまま伝えるだけでなく、二人の現場感覚や経験を交えながら「再解釈」していきます。Supporters’ Web Academyはこども支援者に無料で提供されており、概要欄のリンクから視聴可能です。ぜひこの機会にご覧いただき、こども支援について一緒に学びを深めていきましょう。

◾ 動画のご案内

Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ(2025年5月7日)
📌支援に関わる方、eラーニングを使っている/使ってみたい方にとって、新しい気づきがある放送回です。

Supporters’ Supporterでは、こども支援団体向けのコンサルティング、スーパーバイズ、研修のご相談も随時承っています。
ご関心のある方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
こども支援オンライン学習プラットフォームSupporters‘ Web Academyは、こども支援者に無料で提供しています。
この取組は、多くの方のご寄付によって支えられています。学びたい支援者が安心して学び続けられる環境づくりに、ぜひご協力ください。
※Supporters’ Web Academyへのご寄付は、みらいファンド沖縄にて設置した基金を通じて、税制優遇の対象となります。
https://congrant.com/project/mfo/13441/form/step1?type=monthly

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