「好き」と「得意」に出会う場を―居場所と企業がつむぐこどもたちの未来【活動報告】

居場所と企業で体験格差を埋める事業に関する記事のアイキャッチイラスト
                                                                                                  
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取組内容
期間
相談内容

こんにちは、Supporters’ Supporterの安次富です。

本日は、Supporters’ Supporterが株式会社みらいおきなわさんと一緒に取り組んでいる沖縄県「こどもの居場所ネットワーク支援事業(企業連携)」について紹介します。

目次

居場所と企業をつなぐ新しいチャレンジ

「こどもの居場所」は、こども食堂や学習支援の拠点、公民館や地域の支援拠点など、こどもたちが安心して過ごせる場です。
そこは、食事や勉強だけでなく、遊びや文化活動を楽しむこともでき、地域に根ざしてこどもたちを支える貴重な存在になっています。
一方で、多くの居場所は限られた資金や人手で運営されているのが現実です。
運営の担い手は地域のボランティアや市民が中心で、資金調達や人材確保、拠点の継続に大きな課題を抱えています。補助金や助成金はあっても用途や期間に制限があり、安定した仕組みづくりにはつながりにくいのが現状です。
また、経済的に困難な家庭が増える中で、居場所の役割は「食の支援」や「安心できる環境の提供」にとどまりません。スポーツや文化活動、仕事体験など、こどもたちが自分の「好き」や「得意」を見つけ、社会とのつながりを感じられるような機会も強く求められています。
こうした背景から沖縄県では、地域企業と居場所をつなぎ、こどもたちの体験格差を埋めることを目的に「こどもの居場所ネットワーク支援事業(企業連携)」を推進しています。そして2025年度から、私たちSupporters’ Supporterもその一員として参画し、企業と居場所をつなぐ役割を担うことになりました。

事業の内容とSupporters’ Supporterの参画

本事業の大きな特徴は、「企業が持つリソースを地域のこどもの未来につなげる仕組み」をつくることです。

  • 物資支援のマッチング
    食品・教材・日用品など、企業が提供できるものを必要とする居場所に届ける。
  • 体験活動の提供
    スポーツ観戦や職業体験、親子料理教室など、こどもたちが社会とつながり新しい世界を知る機会を広げる。
  • 地域密着の支援
    企業が立地する地域の居場所とつながり、「地域のこどもを地域で支える」仕組みを強化する。

Supporters’ Supporterはこの中で、居場所の声を整理し、企業に伝わりやすい形に翻訳する「つなぎ役」として活動しています。
「支援したいけれど方法がわからない」企業と、「助けが必要だけれど発信が難しい」居場所。両者の思いを結びつけ、互いの強みを活かすことが私たちの役割です。さらに、現場スタッフの声を拾い上げ、企画や広報、ネットワークづくりにも関わりながら、持続的な仕組みづくりに取り組んでいます。

こどもの居場所ネットワーク支援事業(企業連携)のスキーム図

取組事例:ARスポーツ体験イベント

株式会社モノつくさんと、糸満市のこどもの居場所HOPEさんが連携し、ARスポーツを活用した体験活動イベントが豊見城メガドンキ5Fにて開催されました。
当日は小学1〜6年生までのこども6人が参加し、最初は緊張や不安から消極的な様子もありましたが、徐々に慣れていくにつれ、笑顔で楽しむ姿が見られるようになりました。
イベントでは、こどもチームと大人チームが3対3で対戦。争うことが苦手なこどもでも、自分の得意な動きを見つけ、チームで協力しながら挑戦しました。最後にはこどもチームが大人チームに勝利する場面もあり、自信と達成感を得る体験ができました。

実施概要

  • 日時:2025年7月18日(金)13:00〜15:00
  • 会場:豊見城メガドンキ5F
  • 対象:第三のこどもの居場所「HOPE」
  • 支援企業:株式会社モノつく様
  • 実施内容:ARスポーツ「HADO」の体験

HADOとは?

AR(拡張現実)技術を使った次世代アクティビティで、魔法のようなエナジーボールを放ち、シールドで身を守りながら対戦するスポーツです。体力や年齢に関わらず参加できるため、こどもたちに新しい「遊び」と「挑戦」を届けることができます。

参考記事:株式会社みらいおきなわニュースリリース

HADO体験会の様子

この事業がめざすもの

今回のような取り組みは、単なるイベントの実施にとどまりません。
こどもたちにとっては「自分の好きや得意を見つけるきっかけ」となり、将来の選択肢を広げる学びの場になります。
企業にとっても「地域に貢献できた」という実感につながり、居場所のスタッフにとっても「こどもの成長を間近で感じられた」という喜びが生まれます。
Supporters’ Supporterは、これからも「支える人も笑顔の社会」をめざし、企業と居場所をつなぐ新しいチャレンジを進めていきます。
もしこの記事を読んで「自分の会社でもできることがあるかもしれない」と思っていただけたら、ぜひご連絡ください。
地域のこどもたちの未来を一緒に支えていきましょう。
【本件に関するお問い合せ】
一般社団法人Supporters’ Supporter 担当:安次富 mail: ryogo.ashitomi@supporterssupporter.org

Supporters’ Supporterでは、こども支援団体向けのコンサルティング、スーパーバイズ、研修、こども支援団体との連携に関するご相談も随時承っています。
ご関心のある方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
また、こども支援オンライン学習プラットフォーム「Supporters’ Web Academy」をこども支援者に無料で提供しており、多くの方のご寄付に支えられています。学びたい支援者が安心して学び続けられる環境づくりに、ぜひご協力ください。
※Supporters’ Web Academyへのご寄付は、みらいファンド沖縄にて設置した基金を通じて、税制優遇の対象となります。
https://congrant.com/project/mfo/13441/form/step1?type=monthly

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