こんにちは、Supporters’ Supporterの安次富です。
FM那覇の番組「Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ」の第7回放送が2025年8月6日に配信されました。
今回の放送では、 私たち大人がこどもと関わる上で不可欠な視点 である「こどもの権利」と、こどもを保護するための組織的取り組みである「セーフガーディング」について深く掘り下げて学びました。
記事内で登場する研修動画はこちらから→
https://supporterssupporter.com/2025/06/19/rightsofthechild/
※放送後にSupporters‘ Web Academyの全体シラバスが変更となったため、コース名・レッスン番号が一部変更されております。
Supporters’ Web Academyがリニューアル!
番組冒頭では、Supporters’ Web Academyのサイトが2025年7月にリニューアルされたことが報告されました。これまで基礎編と応用編の2コースだった構成が、より対象に合わせた3つのコースに再編されています。
• エントリーコース:こども支援のボランティアや、これからこども支援を学びたい方向けに、基礎的な知識や心構えを学ぶコース。
• ベーシックコース:こども支援団体の若手の職員さん向けに、現場で活用できる知識やスキルを学ぶコース。
• アドバンスコース:こども支援団体の中堅職員や、これから団体を立ち上げたい方向けの上級者コース。
これら3つのコースに合わせ、学習領域も「支援の倫理・理念」「こども・社会の理解」「支援のスキル・実践」「現場のマネジメント」など5領域、51項目に再構成され、動画コンテンツも今後さらに増えていく予定です。
今回のテーマである「こどもの権利とセーフガーディング」は、リニューアル後のエントリーコースのレッスン6に位置づけられています。
レッスン6:「こどもの権利とセーフガーディング」
今回の番組では、Supporters’ Web Academyのレッスン6動画「こどもの権利とセーフガーディング」を一緒に視聴し、こどもの権利とセーフガーディングについて学びました。
このレッスンでは、それらの概要と重要性、そして支援者としての役割について理解を深めることを目的としています。
レッスンのポイント
- こどもの権利は、すべてのこどもに保障される基本的人権であり、大人の都合で無視してはいけないとされています。
- 国連「子どもの権利条約」では、①差別の禁止 ②こどもの最善の利益 ③生命・生存・発達の権利 ④意見の尊重、の4つが大切な原則とされています。
- 「こども」の定義は一つではなく、条約や児童福祉法では18歳未満、こども基本法では「心と体の発達の過程にある人」と幅広く捉えられています。
- 日本では法整備が遅れがちで、条約批准も世界で158番目でしたが、2023年に「こども基本法」が施行され、権利を守る枠組みが進んできました。
- この法律をもとに、「こども家庭庁」や「こども大綱・こども計画」などが整えられ、自治体条例やこどもの意見を聞く取り組みも広がっています。
- 「セーフガーディング」とは、支援組織内で起こりうる虐待や搾取を防ぎ、安心できる環境を整えるための仕組みです。
- 実際には、行動規範をつくること・体制を整えること・関係者への周知が大切になります。
- 日本の現状の課題としては、人権意識の低さ・意見聴取体制の不足・衝突対応の未整備・セーフガーディング体制の弱さ・救済の仕組みの不十分さなどが挙げられます。
- その改善策として、「こどもオンブズマン」や「こどもコミッショナー」といった仕組みも注目されています。
- 大切なのは、制度に頼るだけでなく、支援者一人ひとりがこどもの声をしっかり聞き、寄り添う姿勢を持つことです。
実践に活かす学びの重要性
番組の振り返りでは、「こどもの権利」は普段から当たり前のように大事にされていると思われがちですが、それを実際にインプットし、日々の活動で実践することの難しさが語られました。特に、こどもと関わる際に「こどもの最善の利益」や「意見の尊重」を意識する中で、こどもを守ろうとするあまり、かえってこどもの声を「聞く」ことに留まってしまい、こどもの権利を主体として尊重しきれていない可能性についても言及がありました。
今回の放送で繰り返されたメッセージは、「こどもの声を聴き、尊重する姿勢こそが支援の出発点」 ということでした。
支援者は「守る」だけでなく、こどもを一人の権利の主体として認め、共に歩む存在であることが求められます。日々の関わりの中で「本当にこどもの声を聴けているか」を振り返ることが、最も大切な実践です。
◾ 動画のご案内
🎙【タイトル】
Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ(2025年8月6日)
📌今回の放送は、こどもの声を大切にしながら、安心できる環境づくりや支援者の役割を一緒に考える放送回です。
Supporters’ Supporterでは、こども支援団体向けのコンサルティング、スーパーバイズ、研修のご相談も随時承っています。
ご関心のある方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
こども支援オンライン学習プラットフォームSupporters‘ Web Academyは、こども支援者に無料で提供しています。
この取組は、多くの方のご寄付によって支えられています。学びたい支援者が安心して学び続けられる環境づくりに、ぜひご協力ください。
※Supporters’ Web Academyへのご寄付は、みらいファンド沖縄にて設置した基金を通じて、税制優遇の対象となります。
https://congrant.com/project/mfo/13441/form/step1?type=monthly


