こんにちは、Supporters’ Supporterの安次富です。
FM那覇の番組「Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ」の第12回放送が2025年10月15日に配信されました。
今回の放送では、こどもにとっての「居場所」とは何か。大人の「支援」ではなく、こども自身がつくる空間の力について、実践を交えながら掘り下げていきました。
前半部分の動画はこちらから→
https://www.youtube.com/live/jrr4DjS4rIY?si=F4b7xGlHollTT3b2
記事内で登場する研修動画はこちらから→
https://supporterssupporter.com/2025/06/19/theimportanceofasafeplace/
現場の実践から見える、安心できる居場所の土台
今回のディスカッションは、ももやまこども食堂というまさに「こどもの居場所」の実践を起点に、安心できる居場所作りにとって何が重要かというテーマからスタートしました。
福里さんからは、居場所はこどもの成長の土台になるような場所であるべきという視点が示されました。重要なポイントとして、「こども支援」という名前ではあるものの、一方的に支援する場ではないという認識が挙げられています。
居場所においては、まず物理的・心理的な安全が大事ですが、特に心理的な安全の確保が重要視されているとのことです。
介入は「適宜」—こどもの主体性を信じる関わり方
居場所作りにおける難しさとして、暴れ回るこどもや喧嘩するこどもへの対応が話題に上がりました。大人目線では「やめとけ」「離れろ」となりがちですが、ある事例では、スタッフが見守っているうちに、こどもたちは言いたいことを言い合い、良い雰囲気で遊び始めたという経験が共有されました。
この経験から、大人が指導する立場や大人の価値観で介入するのではなく、こども同士で築き上げる経験や体験を尊重することが重要だと考えられています。
ただし、暴力や怪我につながる場合、あるいは周りのこどもたちにかなり負担がかかってくる場合には、適宜介入することが意識されています。
介入の際には、大人が「お前が悪い」と決めつけたり謝らせたりするのではなく、「それってどうなの?」と問いかけ、こどもたちに考える機会を与えることが意識されています。大人が指導する方が楽ではあるものの、指導しないからこそ、こどもたちはこの貴重な経験や体験を得ることができ、これが安心できる居場所作りのポイントだと感じられているとのことです。
こどもたちが喧嘩をしたり衝突したりできるのは、その場が安心できる場所だと認識しているからです。
居場所の「空気感」と失敗を恐れない価値観
ももやまこども食堂では、特定の支援プログラムよりも、場所を大事にすること、すなわち空気感や居場所の力が重視されています。スタッフの皆さんは、普段からこどもについてのミーティングを行い、お互いにこどもへの意識や関わり方を共有することで、見守る空気感が無意識のうちに作られているようです。
スタッフの行動のベースには、こどもを大切にする、信じるという価値観が揃っていることがあり、その結果としてこどもたちが自由にアクションできる環境が生まれています。
さらに、こどもたちの失敗を大事にするという視点も示されました。こどもが言いたいことを言い合って喧嘩する状況も、面と向かって相手と対話ができたという点で、もはや成功であるという捉え方です。居場所が「荒れる」と言われるような状況も、「それこそが成功なんだ」という新しい価値観として捉えられています。
最後に、スタッフ自身もその居場所の一員であるという姿勢が大切だと語られました。大人がこどもに「遊ばれる」ことによって、上下関係ではなく、大人もこどもも一緒にその場を居場所として共にいるという自然体な関係性が築かれているのです。
動画のご案内
🎙【タイトル】
Supporters’ Web Academy みんなで描こう支援のミライ(2025年10月15日)
📌今回の放送は、こども支援における居場所の重要性、こどもの主体性を尊重した関わり、そして失敗を成長の経験として捉える価値観について議論しました。
Supporters’ Supporterでは、こども支援団体向けのコンサルティング、スーパーバイズ、研修のご相談も随時承っています。
ご関心のある方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
こども支援オンライン学習プラットフォームSupporters‘ Web Academyは、こども支援者に無料で提供しています。
この取組は、多くの方のご寄付によって支えられています。学びたい支援者が安心して学び続けられる環境づくりに、ぜひご協力ください。
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